多くの人は七十歳代から八十歳代で亡くなる。ところが、百歳を優に超えても元気な老人がいる。こういった人は例外ととらえるのがよいと思う。遺伝や環境などさまざまな好条件がそろい、しかも食事、睡眠、運動などに取り組む本人の努力が重なった結果、健康に長寿を過ごせているのだろう。
遺伝や環境などの好条件がすべての人たちに備わっているとは考えられない。さらに、日々の生活を健康的に過ごすことを習慣にすることもたいていの人にとっては難しい。ほとんどの人は例外となる条件を有していない。そういった人たちが例外の人を理想像ととらえるのは良いだろうが、例外になろうという願いは思いとどまるべきだと考える。
例外の老人たちはあこがれとして心にとどめ、平均的な人たちはそれぞれの条件に見合った方法で、それぞれに与えられた寿命を全うするように努めるのがよいのではないか。
統計学について考えているとき、ふとこんなことを思った。
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