2014年12月24日水曜日

スポーツのコーチの2つの役割

コーチ=開発者

競技スポーツの世界では、体力や技術などを選手に指導する「コーチ」という存在があります。

コーチの肝心な役割は「選手の才能を引き出してのばすこと」だと、私は考えています。選手の体力や技術に関わる才能を見つけ、その才能を引き出して伸ばすのに最適なトレーニング方法や練習方法を考え出し、それらの方法にしたがって指導することが、コーチのもっとも重要な役割だということです。

選手の才能を無視して、指導者の一方的な押しつけで指導する者はコーチではないと思います。くどいようですが、選手の才能を引き出してのばすように指導する者がコーチなのだと考えています。

「才能を引き出してのばす」ことを「開発」といいます。すなわちコーチとは「開発者」だということです。開発者というと、たいていは機械などを対象にしています。しかし、私は人を対象とした場合にも開発者という言葉は当てはまると思っています。

「開発」には、「新しいものを考え出し、実用化すること」(『角川必携国語辞典』、2013年、p.206)という意味もあります。これも、コーチに当てはまる定義です。

コーチは過去の方法でよい結果が得られないときには、新しい方法を考え出し、選手の競技力を向上させるように実用化することが要求されます。

このように、スポーツのコーチには2つの役割があるというのが私の考えです。
<役割1>選手の才能を引き出しのばすこと。

<役割2>新しい指導法を考え出し、実用化すること。

0 件のコメント: