スポーツ選手は、ここ一番というとき、体に力が入りすぎて能力を全開できないことがあります。「力を抜け」は、指導者が選手に言う常套句の1つです。ところが、言われた選手はなかなか力を抜くことができません。この本で、赤瀬川原平氏は力を抜く秘訣を紹介しています。
「バッターボックスでも飯のことや彼女のことをふと考える。そうやって興味をよそに持っていく間に自然体になれる、力が抜ける。(中略)まあ、もとの力がないとダメなんですけれどね。もともとアスリートというのは鍛えあげた上で、力を抜いて、やっと良い力が出るわけだから。」(p.73)
私は、この赤瀬川理論に同感です。「他ごと」をふっと思い巡らすことが、力を抜く秘訣だと思います。
しかし、試合の場でコーチがバッターボックスの選手に向かって「彼女をことを考えろ」とは言いにくでしょうね。コーチは相変わらず「力を抜け」という。選手はコーチの「力を抜け」という言葉は耳から耳へ素通り。選手の頭の中では「他ごと」が浮かんでいる。これなら、できるかもしれません。
生真面目に「試合中に他ごとを考えるのはもってのほか」と思わず、力が入るときは「他ごと」を考えるいい加減さも必要ということでしょう。
しかし、試合の場でコーチがバッターボックスの選手に向かって「彼女をことを考えろ」とは言いにくでしょうね。コーチは相変わらず「力を抜け」という。選手はコーチの「力を抜け」という言葉は耳から耳へ素通り。選手の頭の中では「他ごと」が浮かんでいる。これなら、できるかもしれません。
生真面目に「試合中に他ごとを考えるのはもってのほか」と思わず、力が入るときは「他ごと」を考えるいい加減さも必要ということでしょう。
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