熱中症が起きやすい季節である。
熱中症は、尊い人命を奪うことがある。それだけに、熱中症予防には真剣に取り組まなくてはいけない。とくにスポーツを行う人は、汗によって体内の水分が大量に失われることが多いだけに、熱中症対策には十分に配慮することが必要である。
熱中症対策の代表的な方法は、水分を十分に補給することである。しかし、十分な量となると、どれほどでよいのか見当がつかい。そういう場合、運動前後の体重差を目安にする方法が勧められる。
たいては、運動後の体重の方が運動前より少なくなる。運動中に汗などで体内の水分が減るからである。運動前後の体重差が大きくなるほど、体内から失われた水分量が多いことを表す。
水分を失うことで起こる体重の低下の程度と症状の関係を表に示した。体重の減少が大きくなるほど、重大な症状が起こりやすくなる。
運動中に体重を計ることが大変だということは十分にわかる。でも大切な人命を守ることを考えれば、運動中にときどき体重を計って水分の補給量が十分かどうかを判断することは決して無駄とは言えない。
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