2012年1月30日月曜日

かげの独り言〜スキーブーム去る?〜

私の卒業研究を受講している学生らと、中京大学セミナーハウスレイクビュー白馬に宿泊する。夕食までの間、ハウスの玄関前にあるさのさかスキー場で私と一部の学生はスキー、多くの学生はボードを楽しむ。月曜日のためか、スキー客の少ないのが目につく。

さのさかスキー場だけではない。最近のスキー場で数十分のリフト待ちができるほどスキー客が訪れることは、滅多にない。かつては、リフトを数十分待つのは当 然の時代があった。自家用車や高速道路が今ほど普及していなかった時代には、スキーヤーで満席の夜行列車に乗り、長いスキー板と重いリュックを背負ってス キー場まで行ったものである。冬はスキーに行くことが当然のように考えられていた。それに比べると、今のスキー場の多くは客数が激減しているような印象を もつ。

スキー客が減少 していることは、反面、ゆったりとスキーを楽しむチャンスが増えているともいえる。中高齢者の人たちが、一昔前のスキー板とウェアで颯爽と滑っている姿を しばしば見かける。中高齢者のとっては、客の少ないスキー場でマイペースで滑ることができるのは冬の極上のスポーツレジャーかもしれない。

そ れにして、スキー場はリフト券を買うのも、トイレに行くのも、レストランで食事をするのも重いスキーブーツとウェアを身つけて移動しなければならないの で、体力勝負の場所である。体力が衰えてきた中高齢者には、スキー以外の場所で体力を消耗することになる。中高年にやさしいスキー場が増えるといいな、と スキー場に行くたびに感じる年齢になってしまった。



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